2012年12月30日

測定ネットレポートNo7 2012年6月〜12月までの測定報告 (その2 土壌編)

測定ネットレポートNo7

2012年6月〜12月までの測定報告 (その2 土壌編)

 依頼を受けた測定ならびに自主測定したものについて、その結果を報告します。
依頼を受けたものについて、測定ネットでは、基本的に都道府県名、品名、測定値を公開することとしています。

測定ネットは一般食品・土壌・水等の測定も承っています。
まだ測定に余力がありますので遠慮なくご相談ください。
測定についての案内はこちらから。
http://sokuteinet.sblo.jp/category/1310239-1.html


土壌編です。意外と土壌の測定依頼が多いのと、自主測定でも土壌をよく測定しました。
測定は、すべて350mlの使い捨て容器(マリネリではない)を使用し、7200秒(バックグラウンド12時間)で行っています。なお、水分量の調整は行っていないため、単純な比較はできません。参考程度です。あらかじめご留意ください。

品名      採取地  量(g)  Cs137(()は下限値)    Cs134(()は下限値)

土壌(軒下)  秋田県  458.7   8.24±4.171(2.688)     6.65±4.497(2.944)
土壌(水田)  秋田県  479.7   12.14±4.257(2.571)     6.64±4.488(2.815)
土壌(水田)  秋田県  472.8   7.03±4.127(2.608)     4.52±4.431(2.856)
土壌(ほ場)  秋田県  311.9   8.44±4.194(3.954)     7.46±4.534(4.329)
土壌(水田)  秋田県  430.5   8.70±4.192(2.865)     7.59±4.529(3.137)

土壌(水田)  山形県  492.6   10.02±4.207(2.503)     7.14±4.501(2.741)
土壌(水田)  山形県  499.5   6.40±4.131(2.469)     6.95±4.510(2.703)
土壌(水田)  山形県  366.3   6.28±4.142(3.367)     9.69±4.589(3.686)

土壌(水田)  新潟県  507    7.94±4.161(2.432)     4.04±4.431(2.663)
土壌(水田)  新潟県  510.2   10.61±4.234(2.417)     3.40±4.422(2.647)

土壌(畑)   茨城県  389.3   165.53±7.132(3.168)    102.39±6.506(3.469)
土壌(耕起後) 茨城県  364.1   87.82±5.878(3.387)     58.24±5.687(3.709)
土壌(耕起前) 茨城県  363.2   157.49±7.019(3.395)    92.82±6.348(3.718)
土壌(不耕起) 茨城県  330.6   209.74±7.764(3.73)     127.71±6.943(4.085)
土壌(畑)   茨城県  404.2   95.38±6.001(3.051)     59.49±5.702(3.341)

土壌(山沿)  群馬県  279.7   2028.13±21.127(4.428)   1147.07±16.854(4.879)

土壌(畑)   群馬県  369.9   287.00±8.783(3.348)    172.4±7.698(3.689)

土壌      長野県  364.8   61.03±5.372(3.387)     37.73±5.243(3.693)
土壌      長野県  432.3   67.98±5.532(2.858)     39.09±5.304(3.116)
土壌      長野県  408.3   734.44±13.115(3.043)    448.59±11.048(3.302)

土壌(庭)   東京都  351.8   77.73±5.677(3.521)     50.60±5.509(3.849)
土壌(庭畑)  東京都  307.4   51.98±5.177(4.029)     33.07±5.136(4.405)
土壌(庭畑)  東京都  290    75.12±5.632(4.264)     44.98±5.400(4.661)
土壌(畑)   東京都  396.1   32.04±4.79(3.136)      25.38±4.97(3.404)

土壌(鉢)   神奈川  213.5   23.52±4.548(5.801)     14.66±4.699(6.342)
土壌(庭11年秋)神奈川  248.1   82.97±5.779(4.992)     50.89±5.524(5.457)
土壌(鉢)   神奈川  265.5   36.72±4.862(4.674)     27.51±5.006(5.097)

土壌(畑・雨後)愛知県  572.7   ND(2.162)          ND(2.383)
土壌(畑)   奈良県  413.6   ND(2.994)          ND(3.300)
土壌(庭)   奈良県  474.2   ND(2.612)          ND(2.878)

解説 土壌の測定は、水分量を一定にすることにより、比較可能になります。ただ、実際には、その場その場で採取した土壌を容器に詰めて、それをそのまま測定することになります。そのため、水分量が多い土と少ない土では同条件であっても、放射性物質の濃度は異なってしまいます。
また、雨の後で、直後に測定すると雨水と同様に、ラドンの影響を受けて、誤測定につながります。また、土の中には、天然あるいは、過去の核実験等の由来による放射性物質が含まれたり、金属が入ることによって測定の正確さが多少失われることも考えられるため、判断は慎重にすべきです。
その上で、上記のような測定を行った傾向としては、東北日本海側は、中部以西よりは東京電力福島第一原子力発電所事故の影響が若干みられるものの、関東南部よりははるかに少ないということが表れています。
具体的にどれがどれ、とは書きませんが、同じ敷地でも、場所や条件などによって測定結果が大きく異なる場合もあります。風の吹きだまり、水が流れやすい、土質など要因はさまざまだと思いますが、1カ所のサンプルで語るのは危険です。
できるだけ多くのサンプルを測ることが必要です。
posted by 事務局 at 21:07| 測定レポート