2012年12月30日

測定ネットレポートNo8 2012年6月〜12月までの測定報告 (その3 その他)

測定ネットレポートNo8

2012年6月〜12月までの測定報告 (その3 その他)

 依頼を受けた測定ならびに自主測定したものについて、その結果を報告します。
依頼を受けたものについて、測定ネットでは、基本的に都道府県名、品名、測定値を公開することとしています。

測定ネットは一般食品・土壌・水等の測定も承っています。
まだ測定に余力がありますので遠慮なくご相談ください。
測定についての案内はこちらから。
http://sokuteinet.sblo.jp/category/1310239-1.html

品名       県名    容器   量(g)  時間    Cs137(()下限値      Cs134(()下限値)
稲藁       茨城県   1500ml  169   7200  41.71±1.369(5.335)    26.98±1.286(6.178)
灰(剪定枝他) 長野県   350ml   260.5  7200  535.58±11.652(4.742)  293.79±9.661(5.171)
灰(松等)    長野県   350ml   244.1  7200  492.53±11.246(5.061)  263.84±9.291(5.518)
竹炭       愛知県   350ml   143.6  7200  ND(8.656)          ND(9.511)
竹チップ     愛知県   350ml   75.9   7200  ND(16.377)         ND(17.995)

解説 測定には難しいものばかりです。いずれも密度が軽いものです。ただし、灰は、元の木を焼いたものですから、東京電力福島第一原子力発電所事故の影響を受けていれば、濃縮されて検出できますので、測定には向きます。研究者の調査などでは、炭にして測定することで水による影響を受けずに、より正確な測定をしていますが、測定ネットでは、基本的にいただいたものの水分量はそのままに測定しています。
灰が2種類ありますが、1種類(松等)の方は、2011年の事故前に伐採し、その後、外に放置していたものだということです。今回の測定では、今年の剪定枝ほかの薪を焼いたものとの差はあまり出ていません。


【コラム 実験】
依頼者の希望もあり、プランターで栽培したレモングラスと、そのプランターの土壌を測定してみました。神奈川県産です。

レモングラス Cs137 8.30±1.346(7.228) Cs134 10.37±1.472(7.848) …500ml/74.7g/ 14400秒
土壌 Cs137 36.72±4.862(4.674) Cs134 27.51±5.006(5.097)…350ml/265.5g/7200秒

土壌に放射性セシウム合計で54Bq/kg程度あり、レモングラスには18Bq/kg程度の結果が出ています。移行係数としてみると3割近くとなり、ちょっと高すぎるかな、とも思います。レモングラスは洗わずに測定しており、もともとのレモングラスの量が限られていることから、付着によるものが考えられることと、核種別で測定下限値に近い値であるため、誤差の可能性もあります。いずれにしても、不検出ではない、土壌以上に濃縮されているわけではない、ということは、この結果から読み取れます。なお、レモングラスをお茶にしたところ、Cs137 ND(0.593)、Cs134 ND(0.691)と、不検出になりました。

なお、2012年1月から12月25日までの測定件数は、134検体でした。
測定ネットとしては、測定余力は十分にあります。
生産者と消費者をつなぐ、というテーマで取り組みを続けます。
米、有機農業、学校給食を優先としながら、様々な測定に応じておりますので、遠慮なくご相談ください。
posted by 事務局 at 21:07| 測定レポート