2014年05月03日

測定について(測定方法から費用まで)

■測定ネットでは、2012年4月より、一般の測定を受け付けています

測定費用や方法を変更しました。

測定対象(扱えるもの):食品、農場等の土壌、たい肥、腐葉土、稲わら等の農業資材など、食品、食品に関わるものとします。(人間の糞尿、肥料用乾燥糞を除いた動物糞については扱いません)
食品は、食材(野菜、米、穀類、肉、魚等)、加工食品、調理済み食品、1食丸ごとなどいずれの場合でも可能です。
土壌、たい肥、腐葉土、稲わら等の農業資材、木粉、灰なども測定可能です。

扱えないもの:腐敗物(たい肥、乾燥動物糞をのぞく)、人間の糞尿、東京電力福島第一原子力発電所事故の警戒区域内で生産・採取されたもの。

依頼があれば優先するもの:米、有機農業用肥料、資材、土壌(田んぼ)、用水、学校給食関係食材・1食分の給食。


■測定について

高精度検査機器「NaI(Tl)ガンマ線スペクトロメータ」(EMFジャパン EMF211改良型)
http://www.emf-japan.com/emf/emf1/emf211.html(EMFジャパン社)
1台を使用しています。
2012年4月からの食品衛生法に基づく放射性セシウムの新基準値に対応し、厚生労働省「食品中の放射性セシウムスクリーニング法」に準拠した測定を行います(ソフトウエアが変わりました)。
2012年4月より、放射性セシウム(Cs-134、Cs137 および合算値)の測定を行い、参考値として、放射性ヨウ素(I-131)の値もお知らせします。

測定タイプは、
350mL容器(330mL測定 筒型・使い捨て)…土壌、比較的高い汚染が想定されるものなど
350mL、500mL、1000mL、1500mL
です。
容量が多いほど、測定の精度は高くなります。
なお、測定をより正確にするため「重さ」ではなく、「容量」を揃える必要があります。
検体は、容量で多めに提供ください。
例えば1リットルを詰めるとき、できるだけぎゅうぎゅうに詰め、かつ、1リットルのラインをはみ出さないようにします。
「密度」は大きい方がいいのです。でも、詰め込んだ結果、1リットルのラインよりも低くなると正確な測定ができません。だから、少し多めに検体が必要なのです。


測定対象の状態や、希望する測定下限値の設定などにより、容量や容器を相談の上決めます。
通常は、1.8Lマリネリ容器での1Lまたは1.5L測定を行います。

測定時間は、
16時間〜24時間のバックグラウンド測定(周辺空間にある環境放射能を差し引くため)で、
1時間〜4時間の本測定を2回程度を基本とします。


ソフトウエアの更新、センサーの更新等により、水のような密度の高いものが1リットル以上ある場合、セシウム合計1Bq/kg未満まで測定することが可能です。
稲わらやお茶のように密度が低くなったり、測定用の試料の量が少なければ、測定下限値は高く(悪く)なります。逆に、試料の量が多ければ、測定下限値を良くする(下げる)ことができます。
放射性物質の濃度を厳密に測定するということは極めて難しく、測定誤差の発生は免れません。
また、測定能力は、ゲルマニウム半導体ガンマ線検出器には劣ります。
存在するかしないかの低い濃度の場合、あらかじめ測定の限界をご理解の上、数値をご判断ください。



■測定方法

1 依頼書に必要な情報を書き入れていただき、メールかFAXにて申込ください。
2 試料の送付先(神奈川県茅ヶ崎市)、送付日、容量や測定下限などについてメールか電話でご連絡・打ち合わせいたします。
3 試料を測定室に送っていただきます。

4 測定
測定環境は、装置を神奈川県茅ヶ崎市内に設置。
測定室は、専用の部屋にて、エアコンによる、24時間空調を行い、可能な限り温度を一定に保ちます。
測定中の温度変化は±1度以内、可能な限り±0.5度以内におさめます。

 1)試料の下処理
  届いた時点で、高濃度の放射能汚染されていないかどうかをチェックします。
  あきらかに高濃度の汚染をしている場合、測定をお断りすることがあります。
  試料を室温に戻します。常温品も、冷蔵冷凍品も、測定室の温度まで戻します。
  下処理の必要な試料は、フードプロセッサーなどにかけて準備します。

 2)測定装置の前準備
  塩化カリウム、超低濃度天然ウラン、Cs-137密封線源を用いて、装置の「校正」を行います。
  「校正」とは、例えるならば、体重計の針を0.0kgのところに合わせる作業です。
  バックグラウンドを16〜24時間測定します。
  バックグラウンドは、測定室周辺の自然放射能(地面や空間からのもの、宇宙線等)を測定し、本測定の際に測定値から取り除くために必要な作業です。

 3)試料の測定
  測定容器に試料を入れ、正味の重量を測定します(密度を出し、補正をかけるためです)。
  基本的には2時間測定を最低2回行います。(1時間〜4時間の範囲)

5 結果をお伝えします。
  測定結果は、測定器のソフトウエアで自動作成される測定結果シートとコメントをおつけします(測定結果シートとコメントは、報告書ではありません。参考用ですので、インターネット等での外部公表はお控えください)
  食品等で対外公表用に正式な「報告書」が必要な場合、報告書を作成して合わせて送付します。

6 測定した試料は原則的に、着払いにて送り返します。(相談に応じます)

注:下処理方法については、厚生労働省「緊急時における食品の放射能測定マニュアル」および、「検査における留意事項」で定められた処理、洗浄方法に準拠しますが、申込された方の希望に応じて測定します。
たとえば、柑橘を皮付きの状態、皮をむいた状態、ジャガイモの皮付き、皮をむいた状態などです。
基本的には、申込された方が測定時の状態で試料を送付いただきますが、同一品を複数の状態で測定したいときや、お茶の葉と、お茶(飲料)と、出し殻などの変化等を測定したい場合など、測定室で処理が可能な範囲で対応は可能です。
土壌等の測定についても、申込された方の試料条件に合わせますが、より適切な測定にするためのアドバイスは打ち合わせ時にさせていただきます。
「報告書」が必要な場合で、特別の下処理を行った際には、それらを測定条件として記載させていただきます。

測定結果は、申込者が提供した検体に対する結果です。検体以外の製品等について分析結果を保証するものではありません。

厚生労働省の食品の基準値、農林水産省、林野庁、環境省等が設定した土壌、資材、灰等の基準値を超えた場合、申込者側での必要な自治体等への通知および適切な処分等をお願いします。


■測定費用

基本料金は1検体3000円、報告書が必要な場合1検体5000円です。

割引
同時期、同容器での3検体以上の複数測定や、15分測定による大量のスクリーニング等の場合、割引を行います。またご相談に応じます。食生活に合わせた実験などを希望される場合にも、費用の相談に応じます。

その他必要な料金
試料の代金、試料の送料、返送料(着払い)、料金の振り込み手数料などはご負担ください。

支払いは、ゆうちょ銀行口座または郵便振替口座にお願いします。
測定結果をお伝えする際に請求書を同封します。2週間以内にお支払いください。



■対外公表用報告書発行に関する注意事項

「測定報告書」宛先、請求書、領収書等は、申込者名となります。
団体名(社名等)、個人名いずれでもかまいません。
依頼書の「検体名」が、「測定報告書」に記載する品名となります。
各検体1つにつき測定結果を示す「測定報告書」を1枚発行します。複製防止用紙を使用します。



■情報公開・共有と守秘義務

測定結果のうち、採取(製造・生産)都道府県名、種別(一般名称)、測定結果(測定下限と下限を超えた場合の測定値)、測定日については、いかなる結果であっても、本ネットワークホームページで公表します。あらかじめご理解と同意の上、お申し込みください。

特定可能な商品名、市町村名については、測定申込者の同意なしに公表しません。

測定申込者の個人情報(企業名、担当者名、住所、電話・FAX、メールアドレス等)については、厳重に管理し、公表することはありません。(測定ネットが守秘義務を負います)

測定によって得られた知見や統計データなどは、守秘義務を守った上で、測定ネットが情報として記事にまとめ公表することがあります。

測定の生データについては、特定可能な商品名および測定申込者の個人情報を除き、東京電力福島第一原子力発電所事故による放射能汚染の実態解明や健康被害、環境被害等の救済を目的とした調査・研究に資すると測定ネットならび、主催団体(全国学校給食を考える会、提携米研究会、農と食の環境フォーラム)が同意した場合、活用することがあります。その場合、生データの提供先については、測定ネットのホームページで公表します。

依頼書(PDF)

依頼書(エクセルデータ)
posted by 事務局 at 17:42| 測定について(一般の測定受付)